パパ契約

同じセックスをするにしても、お金が伴うのはパパ、伴わないのはセフレと言うのが一般認識なのだろう。
僕の目の前で「脱いで脱いで脱ぎまくるー」と妙な歌を楽しそうに口ずさみながら、ストリップショーの様に脱衣している女子大生のケイちゃん。
彼女とは、援助交際サイトで知り合って、パパ契約をしている。
「さ、パパ、お風呂入ろう!」
ケイちゃんがクリクリ目玉で僕を見上げながら、服を脱がしてくれる。見下ろすと目に入るケイちゃんのバストは、今日もきれいなお椀型だ。
もちろん、ケイちゃんにはお金を渡しているので、僕たちの関係はパパと娘であり、セフレではない。
ケイちゃんと手を取り合ってお風呂に入る。ガーリーな髪型でアヒル口なケイちゃんは今日も可愛い。こんな子が娘だったら家に帰るのが楽しみになるだろうな、と思わずパパ目線で見てしまう。
開けっぴろげな性格のケイちゃんは性に関しても開放的だ。「どっからでもバッチコーイ!」な感じだから、僕はケイちゃんの体については、薄茶色のアンダーヘアかから紅がかったお尻の穴まで目にしていないところはない。娘のケツの穴の形を知っているパパなんていないだろうけど。
本当に支援してくれる人かどうか見極めるのには時間が掛かる
セックスも能動的だ。無尽蔵なスタミナでベッドの中を動き回りに回って、今日のおすすめスポットをお互いに探す。気持ちいいところははっきりと感じてくれるので、こちらもセックスのし甲斐がある。
だから、ケイちゃんとはパパ契約と言うよりも、セフレのつもりで寝ているのだ。
「今日も、楽しかったー!」
と、行為を終えてホテルから撤退の準備をしていると、ケイちゃんはまるでジェットコースターに乗った後のような満足げな表情で大きく伸びをした。
ああ、可愛いなあ、と思いながら、僕は約束していたお金を渡す。
ケイちゃんは、ピッピッとお札を指ではじくと、ウインクしながらお金をバッグにしまって言った。
「もらうものはもらっておかなきゃね」
この瞬間、やはりお金が介在するパパ契約なんだよな、と自分に冷静になる。お金がなければ、おそらくケイちゃんは口さえもきいてくれないのだろう。
だが、ケイちゃんは身なりを整えると、突然僕に抱き着いてきた。
「そんなパパに、可愛い娘からプレゼントだー!」
ケイちゃんのアヒル口が僕の唇を覆いつくした。
そのフレンチキッスは、先ほどのセックスよりも、僕にとって断然気持ちのいいものだった。
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