ラインID交換

神待ち 掲示板
携帯のメルアドを聞くより、ラインID交換のほうが、手軽にゲットできる。そう気づいたのは、ラインを始めてしばらくしてからだった。
前からちょくちょく「ラインID交換しない?」と、知り合いや友人から言われていたが「ラインやってない」と答えていた。
ラインを始めたきっかけは、単純だ。ガラケーからスマホにしたというだけのこと。今まで何の不都合もなかったガラケーだが、スマホにしてしばらくしたら、なんでガラケーを使い続けていたんだろう?そう思うほど、便利さと手軽さに驚いた。
今は携帯蛮番号やメルアドを聞くより先にラインID交換する。
以前から、オンラインゲームに夢中だったのだが、そこでパーティーを組んでいた一人から、ラインID交換しないかという誘いを受けた。オフ会でもするのかと思い、あまり気にせず応じた。ずっと前から組んでいた人だったし、会ったことはまだなかったが、割と気が合うような気はしていた。
「kururiです」とトークメッセージが来た。
「こんばんわ、watanです」、自分の名前は「渡辺」なので、watanで登録してある。
そんな普通のやり取りをする中で、kururiが女性だったと気づいた。
「kururiさん、女性だったんですか?」
「気づいてなかったんですか? びっくり……」
「だって、プレイ中とか割と荒いっていうか、なんていうのか」
「おっさんぽかったですか? よく言われるんです」
その日は二時間くらいやり取りをした。話が弾んだような、弾まないような、普通の会話。それでも、話し足りないような気がしていた。
「今度、会いませんか?」、自分らしくなく自然に誘えた。

プチ援助